2歳からこどもちゃれんじをやってきた息子。
興味が薄れてきた様子が露骨に見えてきたので、スマイルゼミに乗り換えを検討しました。
2つの違いを比較してみると、それぞれに良い部分がありどちらにするかとても迷いました。
ちなみに最終的にはスマイルゼミに決めました。
目立った違いを比較したので以下にまとめています。
もくじ
こどもちゃれんじとスマイルゼミの違いと料金比較
各学年で講座のカリキュラムなどが違うので、ここでは年長コース(講座)を対象に比較しています。
こどもちゃれんじ | スマイルゼミ | |
---|---|---|
運営会社 | Benesse(ベネッセ) | JUST SYSTEM(ジャストシステム) |
料金① | 29,760円 (税込・12ヵ月一括払い) | 39,336円 (税込・12ヵ月一括払い) |
その他必要な料金② | なし | 専用タブレット代 10,978円(税込・初回引き落とし時のみ) |
入会時に必要な合計金額①+② | 29,760円 (税込・12ヵ月一括払い) | 40,314円 (税込・12ヵ月一括払い) |
追加講座 | 知育プラスコース(全12回):6,540円 読み聞かせプラスコース(全12回):6,540円 サイエンスプラスコース(全6回):6,540円 プログラミングプラスコース(全12回):13,080円 | 英語プレミアム:748円 |
こどもちゃれんじとスマイルゼミの違い
①受講費用やその他かかる料金
こどもちゃれんじ | スマイルゼミ |
---|---|
29,760円 (税込・12ヵ月一括払い) | 40,314円 (税込・12ヵ月一括払い) |
初期費用はこどもちゃれんじの方が1万円以上安いです。
スマイルゼミの方は専用タブレット代金が必要なのでこの分が高くなっています。2年目以降であればこのタブレット代金は不要です。
②英語学習
スマイルゼミには英語が標準コースでついています。
一方こどもちゃれんじは英語がほぼないと言っていい内容です。
英語をやりたければ別教材の【こどもちゃれんじEnglish】も受講してね!というスタンス。
スマイルゼミにも、もっとたくさん英語学習したければ追加料金で【英語プレミアム】を付けることができますが、小学校への入学準備程度なら標準コースで十分だと感じます。もし子供の英語能力が伸びて、追加したくなったとしても料金が安いところも魅力です。
小学校入学準備には十分なレベルだとは思いますが、完全な英語初心者でスマイルゼミから始めるのはあまり期待できないのかなぁと思いました。
レベル自体は簡単なのですが、まったく英語に触れてこなかった幼児にいきなりこれで興味を引けるか…(飽きずにできるか)というとちょっと疑問に感じます。
③媒体は紙かデジタルか
こどもちゃれんじ | スマイルゼミ | |
---|---|---|
媒体 | アナログ+デジタル | デジタル |
学習に使う物 | ・絵本 ・DVD ・エデュトイ(おもちゃ) ・ワークブック | 専用タブレット |
こどもちゃれんじには毎号、上記のような色々なものがついてきます。
集中が続かない、飽きやすい子にはこのように色々あった方が良いでしょう。
スマイルゼミは専用タブレットとペン以外を使っての学習は一切ありません。
子供は飽きやすいかもしれませんが、親目線ではタブレット1台あればいいので管理がとても楽です。
ただし、こどもちゃれんじにもワークに特化した【思考力特化コース】というものがあり、教材管理が大変・おもちゃがいらない・もっと学習寄りで良いという家庭に同料金で選ぶことができるコースがあります。
文字を書く練習にはどうなんだろう…
どちらがいいのか、最大の悩みポイントでした。
こどもちゃれんじもスマイルゼミも、どちらもこの時期の学習にはひらがななどの文字を書くことに重点を置いています。
デジタル化が進んでいるとは言え、まだまだ実際にたくさん文字を書くのは紙です。
タブレットのツルツルした感触や、軽い筆圧で書けてしまう感じで、紙に書く時と同じような練習ができるとはあまり思えません。
③保護者にかかる労力
こどもちゃれんじ | スマイルゼミ | |
---|---|---|
保護者の手伝い | 多い、必要 | 少ない、ほぼ不要 |
手伝う内容 | ・絵本を読む ・DVDを流す ・工作の準備や手伝い ・エデュトイの使い方を教える | ・操作に慣れるまでは教える必要も ・タブレットの充電 |
上記のように、こどもちゃれんじは色々な教材がある分、保護者のやることも増えます。
ひらがなカタカナが読める子や、DVDを自分で流せる子など、個人差はあるかと思いますが…基本DVDを見せている間以外はつきっきりと思った方がいいですね。
一方スマイルゼミはタブレット1台で自己完結できるのがとても魅力です。
その日の学習内容をリアルタイムにずっと見ていなくても、あとでどんなことをしたのかまとめて振り返る「きょうのできた」というシステムがあります。
しかし…本当に完全に放置でいいかというとそれも個人差があると思います。
横で見ていてくれた方が頑張れる子もいるでしょう。
いいタイミングで褒めたり、励ましたり、はじめのうちは成功体験を積ませるためにそれとなくヒントや誘導をしたり、教材がタブレットオンリーで飽きやすい分「続けてもらうための努力」はいるのかなぁと思います。
本当に完全放置でいいと思うのは小学生の学習習慣がもっと身に付いてきてからかなと個人的には思っています。
④追加講座の種類
こどもちゃれんじ | スマイルゼミ | |
---|---|---|
追加講座内容 (有料オプション) | ・知育プラスコース ・読み聞かせプラスコース ・サイエンスプラスコース ・プログラミングプラスコース | ・英語プレミアム |
こどもちゃれんじもスマイルゼミも、標準の学習内容は英語以外どちらもほぼ変わらない印象です。
ひらがな書き、国語算数の基礎になる部分、時計の読み方…この辺がメインなのはどちらも同じで、大きく違うのは英語の有無ぐらいです。
スマイルゼミが追加オプションは英語一択なのに対し、こどもちゃれんじは4講座もあります。
(まあ多けりゃいいってものでもなくて、その分お金がかかるんですがね…)
個人的に、知育プラスと読み聞かせプラスコースに関しては、ほしいと思った時に別途好きなワークブックや絵本を買い足せばいいんじゃない?と思います。
好奇心旺盛で実験が好きな子にサイエンスはいいでしょうし、プログラミングも英語同様、小学校から必須科目ですから、オプションコースの中では1番高価格ですが良いですね。
サイエンスとプログラミングはスマイルゼミにはありません(小学校コースから配信されます)。
⑤思考力を伸ばせるのは
こどもちゃれんじ | スマイルゼミ | |
---|---|---|
ワーク・問題の進め方 | 自分で考えないと進まない | 適当に選択肢をタッチしても進んでしまう |
スマイルゼミの幼児コースでは答えを「選択肢から選ぶ」が基本です。
この点から、スマイルゼミは最悪考えなくてもできてしまいます。
できるというか、ただ進めているだけ、ということになり親が監視していないと何の発展にもならずただ時間がすぎているだけということになり兼ねません。
まとめ
上記をふまえて、それぞれに向いている家庭はどんな家庭なのか考えました。
スマイルゼミに向いている家庭
- 学習習慣がすでに身に付いている
- おもちゃはいらない
- 英語はちょっとかじっている
- 一人で勉強する習慣をつけてほしい
- あまり関わってやれる時間が取れない
こどもちゃれんじに向いている家庭
- 初期費用を安く済ませたい
- 文字書きは紙で練習させたい
- 「お勉強」感をあまり出さないように楽しく学ばせたい
- おもちゃを片付けるスペースに余裕がある
- コミュニケーションも交えて学習に多く関わりたい
- 英語はなくてもいい(他にやっている)
- こどもちゃれんじEnglishを受講したい(こどもちゃれんじ受講者だと安くなる)