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発達・自閉症

発達グレーゾーン、幼稚園は年少からで良かったのか

2歳代から言葉の遅さが目立ち、発達に心配があった息子。プレ幼稚園で同じ歳の子たちとこれでもかと言うほど違いを見せられ、年少から入園は早いのでは?とすごく悩みました。

結局、年少から入園を決めて現在も通っています。

この記事では、発達グレーの息子が加配なし、普通の私立幼稚園に入って良かったことや悪かったことを書いていきます。

小児科の先生からは年少入園を推奨

3歳半検診で医者からは幼稚園に入った最初の1年は期待の1年。今まで触れてこなかった集団、社会に入って、とても伸びるかもしれない、本当に何があるか分からない。と言われました。

この時すでに療育へは月10日ほど通っていましたが、療育は絶対にやめないで幼稚園にも通うことを勧められました。

この真意は、息子には絶対に療育が必要だからというのではなく、現状どこもいっぱいの教室ばかりで、療育に行きたくなってすぐ行けるものではないから、枠を押さえておくと言う意味での「絶対やめないで」でした。

グレーゾーン、様子見であることに変わりはなくても、私はこの期待の1年という言葉にものすごく元気づけられました。

入園して半年経過

夏休みが1ヶ月半あるので正確には半年も通園していませんが、息子の様子はというと…

確かに色々なことが伸びました。

言葉は増えているし、先生のものまねをよくしていて、そこから話し方を覚えている部分がかなり見受けられます。

この先生を通じて増えた語彙、お友達への話しかけ方などを覚えてきているのは非常に有益で、これまでより圧倒的にコミュニケーションを取る時間、そういった人達を見る時間が増えている、これは確かに良い経験だなと。

ぱすてる
ぱすてる
私一人で公園や療育、児童館に連れて行くだけよりもずっと効果的だと感じました

お昼は何食べたの?何をして遊んだの?

などの質問を毎日聞いてみましたが、4~6月くらいの間は全く答えられませんでした。

でも7月の夏休み直前あたりから、給食の内容はポツポツと返ってくるように。

何をして遊んだのかは9月頃から「すべりだいとお砂場」のように言うように。これはとても嬉しかった。

あとこれは聞いていないのに入園当初から、その日お休みだったお友達の名前だけは毎日フルネームで教えてくれていました。不思議に思い担任に聞いてみると、毎日ホワイトボードに欠席者の名前をひらがなで記入しているらしく、息子は入園前からひらがなが読めたのでおそらくそれを覚えて帰っているんだろうなと。

お友達との関わり

1学期終了時点では息子はお友達と話すことはなかったそうです。

だけど2学期になってから、なんとなく同じお友達数人と一緒にいるようないないような(笑)感じになっている時が出てきたと。その子たちはめっちゃ話をしあったりするわけではないけど、なんとなく一緒のところにいてそれぞれが同じ遊びをしたりしている、みたいな感じだと。

それだけでも私はめちゃくちゃ嬉しい。

参観日で見た時も、今まで担任が教えてくれた様子も、

お友達が来ると逃げる、手を繋がれると全力で払う、無視…

そんな子が今は、なんとなくでもお友達と同じ空間に留まっているなんて!

息子は私が幼稚園での質問をすると「A君、B君が~」と内容自体はよく分からないけどいつも同じ子の名前を言っていることが多かった。

そして個人面談で私は何も言っていないのに、担任からそのA君B君の名前が出た!

意識してる…分かってて一緒にいるんだなと。

それが分かった時、泣きそうなほど嬉しかった。

(別に友達がいなきゃいけないとは思っていないし、興味がなければ無理に友達を作りなさいなんて私は思わないけれど)。

マイペースは相変わらず

周りが見えない、空気が読めない。そんな傾向にある息子ですが、ここはあまり変化が見られず。

みんなで手をつないで輪になってお遊戯、なんて場面では、

手をつながずに輪の真ん中に立ち尽くすとか。

みんなが行ったから行こう、みんな並んでるから並ぼう、みんなが座ったから座ろう…などこういう周りを気にした様子が全く見られない。

先生が「みんな」に話しかけるような場面では、おそらく「みんな」の中に自分が入っていると気づけない、一斉指示が通りにくいのかなとも感じる。

行事で見るといつも補助の先生に付き添われて後から来ることが多い。単独で放っておくと自由にどこかへ行ってしまう。

先生やお友達に話しかけられても独り言を一方的に話していることもかなり多いらしい。

どこでもマイワールド展開するのに今のところ変化はあまりないみたい。

普通の幼稚園に入園したデメリット

息子の成長を見守る目線だけで言えば、デメリットありません。

願書を出した時点でおむつも外れていないし…集団行動全くできないし…言葉もほとんどしゃべれないし…などの理由で年中まで待っていたら、今頃後悔していそうです。

私が嫌いな虫を好きなだけ捕まえることができたり、好きなだけ泥だらけになって砂場遊びができるし、おもちゃもたくさんある。縦割り保育なので年長者からお世話をしてもらったり一緒に遊んでもらったりなどの関りもある。本人はなんとなく遊びに行ってるだけで、集団での社会性を身につけるきっかけになっているし、話し方を覚えられたり、いいことしかない。

だけど、1つだけ。これは親目線でのデメリットだけど。

デメリットは基本的には定型の子がたくさんいる中で、その子たちとの違いを突き付けられること。

行事に親が参加する機会は意外と多い。私も行事に参加すれば、そういった周りのおそらく定型の子たちとの違いを突き付けられて、私は公開処刑に遭っているような気持ちになることも。ここだけは正直つらい。

気にするなとか言われても無理だし、毎回行事ははっきり言って憂鬱。園での息子の様子を見に行くことが純粋に楽しみとは思えない現実があります。

だけどこれは天秤にかけてみれば圧倒的に私が我慢することで受けられるメリットの方が多大。我慢するしかないと思うしこれでいいと思っている。

ぱすてる
ぱすてる
公開処刑はほんとにね…泣きたくなる場面もいっぱいあった。

もし普通の私立幼稚園に入れようと考えている人がいるなら、ここは覚悟しないといけないなと思います。

このつらさとかは子供の特性や傾向の程度にもよると思いますが。

発達グレーゾーンの幼稚園年少入園についてまとめ

  • 圧倒的にことばを浴びる量を増やしてやれる
  • 年中まで待ってたらもったいなかった
  • 親は公開処刑にたびたび遭う

とにかく周りから受ける言葉だったり行動だったり、刺激が激増したと思います。

本人が行きたがらないなら話は別ですが、言葉が遅いくらい、息子は年少から行かせたのは本当に良かったと思っています。