もくじ
英検Jr(ジュニア)とは?
英検ジュニアは、日本英語検定協会が主催している子供向けの英語検定で、元「児童英検」と呼ばれていました。
普通の英検と何が違うかと言うと、オールリスニング問題なので、文字がまだ書けない幼児でも英語を聞き取ることができれば全問正解が可能な内容になっています。
通常の英検のような「級」はなく、3つのランク(ブロンズ、シルバー、ゴールド)で構成されます。また、合否がないのも通常の英検とちょっと違う特徴です。
公式サイト英検Jr.(ジュニア)
テストの概要
ランク | 対象 | 受験条件 |
---|---|---|
BRONZE(ブロンズ) | 小学校低学年 | 誰でも受験可能なエントリーテスト |
SILVER(シルバー) | 小学校中学年程度 | BRONZEでの正解率80%以上の児童 |
GOLD(ゴールド) | 小学校高学年程度 | SILVERでの正解率80%以上の児童 |
ペーパー版、オンライン版、学校版があります。英語教室や学校などでグループ受験することの他、PCやタブレットで各家庭でいつでも好きな時にテストを受けることができます。
英検Jr.オンライン版について
英検Jr.(ジュニア)オンライン版の受験方法
オンライン版は、公式サイトで会員登録後にログインし商品(テスト)を購入するだけですぐに受験できます。
商品の種類
オンライン版では各ランクとも3種類の商品が販売されています。
- テストのみ
- ラーニングのみ
- ラーニング+テスト(フルパック)
「テストのみ」は文字どおり英検Jr.の本番のテストのみの単品購入です。英検Jr.(テスト)だけを受けれればいい、という場合はテストのみ1回買えば良いです。
ラーニングとは、「ドリル&ゲーム」と「もぎテスト」のセットです。本番の試験の範囲を網羅している内容なので、試験対策の学習に使えます。
3種類すべての商品に「カードアルバム」という学習範囲に登場する単語や語彙の一覧が付きます。学習すればするほどカードが増えていくしくみで、ラーニングの模擬テストやクイズに正解したり、英検Jr.(本番の試験)で正解した単語等がアルバムとして追加されていきます。
英検Jr.(ジュニア)オンライン版の料金
各ランクのテスト1回の料金は以下です。
ランク | 料金(1回) |
---|---|
BRONZE | 2,300円 |
SILVER | 2,500円 |
GOLD | 2,700円 |
テストとラーニング込みのお得なフルパックの料金は以下です。
フルパック(ラーニング+テスト) | |||
---|---|---|---|
有効期限 | 1ヵ月 | 3ヵ月 | 6ヵ月 |
BRONZE | 3,900円 | 5,400円 | 7,300円 |
SILVER | 4,100円 | 5,600円 | 7,500円 |
GOLD | 4,300円 | 5,800円 | 7,700円 |
知識が十分ある場合でも、小さい子供が初めて受ける場合はフルパックがおすすめです。
本番の試験は、問題の解答方法をたびたび音声で説明してくれますが幼い子ほど耳で聞いてもその意味がよく分からなかったりすると思うので、解答方法に慣れるのには模擬テストを繰り返した方が効果的だからです。
有効期限について
全てのランクでのテストにもラーニングにも利用できる有効期限があります。
テストのみ(英検Jr.)は購入から有効期限3ヵ月です。
ラーニングとフルパック(ラーニング+テスト)は1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月の有効期限のものが販売されています。
この期限を過ぎると、カードアルバムとテストの結果以外の部分は見ることができなくなります。
ラーニングは別途延長料金を払うことで有効期限を1度だけ伸ばすことができます。
どのグレードも延長料金は同じで、1ヵ月1,500円(税込)、3ヵ月3,000円(税込)、6ヵ月:5,000円(税込)です。
購入したのがテスト+ラーニングのフルパック商品なら、テストを受験済みの場合はラーニングのみの延長。テスト未受験の場合は、ラーニングとテストがともに延長となります。
テストのみ単品購入の場合は期間の延長はできません。
受験後のこと
テストを受け終わったらすぐにその場で正答率や間違えた問題を見直せる結果ページにアクセスできるようになります。
テストを受けると後日、受験者の氏名が印字されたREPORT CARD(成績表)とCERTIFICATE(成績証明書)が自宅に送られます。
正答率80%以上で次のランクの試験を受けることができます。
同じアカウントでログインして「新規申込」から次ランクの試験を購入できます。
英検Jr.(ジュニア)を受験するメリット
通常の英検に比べると全く知名度もない英検Jr.ですが、受験するメリットとしては
- 英語力を数字や結果で、目で見ることができるようになる
- 外部機関に英語力を説明できる目安にできる
- 本人のやる気向上につながる
- 小学校のうちに習う単語を手っ取り早く身につけることができる
- 将来学校でやるような、試験らしい試験に慣れることができる
まあいろいろメリットはあります。
無理やり勉強させたり、それによって親子関係悪化したり…とかでもない限り特にデメリットもないですね。
文字が書けなくても受けられるちゃんとしたテスト、というのがなかなか貴重なので、軽い気持ちでブロンズを受験してみるのもいいんじゃないでしょうか。