体験ではイマイチ…と思うものの、せっかく空きがあり通所できるということだったので、今すぐ他に通えるところもなかったため契約してみることにしました。
何度もやめようかなと思いつつも、もう1年です。息子は好きみたいなのと、無駄ではないな…という思いがあり続いてます。
コペルに通いながら、ほかの療育先の待機登録で順番が来るのを待っています。
コペルプラスの良い所、メリット、期待できる効果など感想
発達の遅れに理解のある幼児教室
コペルプラスでは色んな教材を使い、短い時間で次々と変わる課題をこなしていくのが基本です。
フラッシュカード、読み書き、ことわざ、俳句、英語、暗記、粗大運動、
種類を挙げていけば本当にいろいろです。
1年たって思うのはやっぱり、コペルプラスはお勉強色が強いです。
それにマニュアル通り感が否めず、しっかりと個人に合わせた内容とはあまり思えません。
コミュニケーションや発語に不安のある息子には、コペルプラス一本では療育としてはやはり不安。
もう少しことばが発達して、年中~年長さんあたりからであればもう少しはためになるような気はしますが、今はそれよりやること他にあるだろ感がどうしてもぬぐえません。
あくまで息子の場合は、です。
年少であり、就学準備にもまだ早いこともあり、イマイチ私たちには響く内容ではありません。
また、現段階では失礼ながら先生も研修を受けただけのあまり専門知識はないように感じる方が多いです。
しかし普通の幼児教室に行くよりは発達障害に理解もあるため他の教室よりも通いやすく良い部分はあります。
他の療育と併用してやれば良い刺激にはなると思う
まあ自宅で親とだけしかほとんど接することがないよりは、他人と触れ合う機会が増やせて、発達の遅れにもまあ理解はある、勉強もたとえ意味が分からなくとも何らかの刺激にはなると思うしまあ無意味なことはないだろうと思います。
自閉症、発達障害は色んな凹凸があるものですし、あれだけ色々なジャンルのことを代わる代わる教えてもらえる指導内容になっているので、どんな子でも
・得意なことをさらに伸ばすこと
・1つ1つは短くスピーディにやることが変わるので、苦手なことも少しずつ頑張りやすいこと
・長く座っていることが苦手な子が練習すること
など色んな子のニーズに合う部分は何かしらあると思います。
本当にやることの幅が広すぎて、私だったらこんなジャンル取り入れない、教えなかったなというようなことも多く取り入れられているので、
こんなこともできるんだ、やってもいいんだ、という発見にも繋がります。
息子への効果
ここへ通い始めてから急激にしゃべるようになった!!みたいなことは残念ながらありません。
しかしひらがなは完全にここに通ったおかげでハイスピードに覚えたと思っています。
それまで自宅で教えていたのが、コペルプラスで併用して教えてもらう機会ができ始めてからは一瞬でした。また、ひらがなを覚えてしまえばもうカタカナを全部読めるようになるのも1ヵ月程度で完璧に。濁点半濁点も、「ゅ(ュ)」「ー」などが入っていても大丈夫。
ひらがな、カタカナ、4歳を待たず完璧に読めるようになりました。
なので絵本も自分で読めます。
息子はもともと記憶力がすごいなぁと思っていたのはありました。それがさらに向上しているなというのはものすごく感じます。
あとは幅広いジャンルの知識をずっとためこんでいると思われます。
使う機会がないだけで…
昔外を歩いていて美術館の広告に書かれたマネの絵画がありました。すると息子がそれを指さして何かを伝えようとしてきたのです。
2語文もままならず説明などまだ全然上手じゃなかった息子が何を伝えたかったのか、この時私は分かりませんでした。
ですが後日、療育の様子を見ていると…
(え!あの時の絵画…!!)
指導の中で、3枚の名画(作品はいつも違う)を見ながら先生と話している時間があるんです。この日息子の前に置かれていたのはあの時見た広告の絵と同じでした。
何気ない風景で私は素通りしていたようなところまで息子はよく見ている。
もしくは知っているものがあったからたまたま目が止まったのかもしれません。
いずれにせよ知識が増え、発見が増え、世界が広がるきっかけになっていたことは間違いありません。素晴らしいなと思いました。
言い方悪いですが絵画を教えるなんて、今の私からすれば「どうでもいいこと」に入ってしまいます。
こどもちゃれんじのDVDを流すだけでも面倒だなぐらいに思ってる私に、こんなジャンルに労力を使える余裕はありませんから…。
私と言えば、最近はABAばっかりでした。本を沢山読み、ペアトレを受けるなどして、正直言って、どうにか育てやすくしたいと思っているんです…。私には余裕がなく、息子の楽しさ、知識の幅なんて考えてやれていません。
ついつい生活に必要なことのみを詰め込もうとしてしまってます。
だから、コペルプラスでは私にできない遊び、発見を担ってもらっていると思うことにしました。
現に息子はここに行くのを楽しみだと言っているのです(これが1番、通所をやめなかった理由)。
今は就学まで通うつもりでいます。