もくじ
息子の発達障害や自閉症について知るために参考にした本
「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」
まずはここから!というぐらい発達障害の子を持つ親には有名な本です。
発達障害など関係なく、普通の育児書としても活用できるような内容なのに、実は発達障害の子と関わるの際や、療育現場などでも世界中広く使われているABA(応用行動分析学)という考え方を、入門として学べる本になっています。
マンガなので非常に読みやすいところもいいです。
「これ本当に普通の育児書では?」と思っちゃうぐらい、すでに少し理解していてもっと詳しく勉強したい人にとっては物足りないとも言えます。発達検査で指摘を受けたり、療育を考えはじめているような保護者にはまずおすすめできます。
「発達の気になる子の「困った」を「できる」に変える ABAトレーニング」
上記「発達障害の~魔法の言葉かけ」よりはABAについての内容が詳しく書かれています。そしてこちらもとても分かりやすい本だと思います。実際の生活でよくある場面がたくさん書かれていて参考になりました。私は息子の通所先で、ABAについてのペアレントトレーニングを受講したのですが、その内容はこの本にすべて書かれていると言ってもいい内容でした。この本もどちらかと言えばABAの入門書的な位置づけに感じます。
「発達障害の人が見ている世界」
この本は頷きがすごく、私かなりおすすめの発達障害、ADHDやASDについて学べる本です。上の2冊と違い、書かれる対象が子供だけでなく大人にまで広がっています。特性には色々なパターンがあり、紹介するものがすべての人に当てはまるわけではありませんが、「こういう人もいるのか」と視野が広がりました。
ASDの息子を育てている私が普段から感じている「何考えてるのか分からない」「何でそんな返事になるの!?」など自分の中の常識とかけ離れた息子の考え方や言動を「本人の頭の中ではこうなっていますよ」という解説、その対応策などと一緒に紹介されていて非常に参考になった本です。
自分が理解できないことに共感したり、寄り添うのはとても難しく、イライラすることも多い自閉症育児ですが、「そんな風に考えているのか~」と分かれば少しは気が楽に、おおらかになれる部分がありました。
職場や学校など身近にそれらしき人がいて、付き合っていかなければならない人にもすごくおすすめできます。
適度なイラストと文字量で読むのも短時間でスイスイ読めるところも良いです。